奈倉まゆみの描きつづり

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清少納言と藤原行成

枕草子の記事を読んでいると、清少納言と頭の弁*1である藤原行成って仲がいいなと思います。

行成の前に頭の中将をしていた藤原斉信とも仲が良いですが、ちょっと大人な付き合いに見えます。

清少納言は、いつもかっこいい!と言ってますが、一線は越えません。

斉信としては、もっと深くおつきあいしたかったのかなあとか思ったり。

実際、口説かれたこともあったみたいですからね。

(したたかな思惑もあるとみられてもいるようですが)

 

一方、藤原行成は、年下ということもあってか、結構気兼ねなく冗談を言い合ったりしています。

清少納言の顔が見たいと言うのに、見せてくれないので、ある朝、寝起きの顔を覗き見してしまいます。

この時代、男性に、女性は顔を見せることははしたないとされているので、簾や几帳を置き、姿を隠すのですが、この覗き見事件からは、行成は簾をくぐって来るようになったとか。

 

百人一首にもある清少納言の歌

夜をこめて鳥のそら音をはかるとも世に逢坂の関はゆるさじ

にまつわるエピソードなど、二人の機知に富んだやりとりは、宮中でももてはやされました。

しかし、普段の行成は勤勉で、常に宮中に詰めて働き、和歌を詠めを茶化されても濁してしまう、堅い人のイメージがあります。だからこそ、藤原道長一条天皇に大事にされたのかもしれませんが。

早逝した行成の父義孝は見目麗しい人だったそうなので、行成もきっと・・・と思うのですが、枕草子にはそういう記述はなく、浮いた話もなく。

 

そういうことを考えていたら、思いついた漫画です。

実際の二人の関係はどうだったのでしょうね。

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https://twitter.com/nakuramayumi_u/status/1031178406384156672

 

 

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*1: 頭の弁:蔵人所の実質的長官。天皇の秘書的役目を務めるため、分野は多岐にわたる激務とか。文官(中弁)と武官(中将)が各一名が置かれた。