奈倉まゆみの描きつづり

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身に近き名を頼むとも

藤原道綱と言えば、蜻蛉日記の作者“藤原道綱の母”の息子です。(ややこしい紹介)

藤原道長の腹違いの兄でもあります。道綱の母は藤原兼家の側室でした。

藤原実方とは歳が近く、源満仲の娘を巡ってあったようですが、仲がよく、実方の家集には歌のやり取りが残されています。

 

秀歌もあるのに、こんな歌をピックアップするのもけしからんと言われそうですが、本当に仲がよかったから、このような歌を送れたのだろうと思います。*1

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https://twitter.com/nakuramayumi_u/status/1068477191413886976

 

細かいシチュエーションがわからないのですが、実方は前の夜に一旦帰っているので、冬の装束で現れているでしょう。

 

藤原道綱は側室の子でもあり、目立った昇進はなかったのですが、寛和の変ののちに、関白となった父兼家の恩恵を受けて、官途を駆け上がり、道長が栄達を極めた頃には右大将にまでなります。

関白だった父忠頼の失脚によって昇進が滞った藤原公任と、つい比べてしまいます。

 

参考:岩波書店新日本古典文学大系平安私家集収録『実方集』

 

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*1:身に近き名を頼むとも夏衣昨日着替へてきたらましかば

詞書:おなじところに、十月ついたちの夜、行きたれば、みちつなの中将、よべよりありける、夏直衣着たりけるを見てなるべし